歯周病治療 |横須賀 五十嵐歯科医院 | 横須賀市歯科医師会指定医療機関

こんにちは。加藤です（*^^*）

みなさんは、唾液ってなぜあるのか知っていますか？？？

日常的にツバと呼ばれる唾液ですが、どちらかというと汚いもの、嫌なものとマイナスなイメージを、多くの方が持っていると思いますでも、実は…私たちの体にとってなくてはならない恐るべきパワーを秘めているのです

幼い頃、「よく咬んで食べなさい」と言いますがこの言葉の本当の意味をご存知でしょうか？

咬むことの目的は、口に入れた食べ物を歯で細かくするだけ。ではないんです(＠_＠;)よく咬むことで唾液をたくさん出すことが重要なのです！特に、食べ物を咬み始めると、無意識に出ている時よりも３～４倍も唾液が多く分泌されます

唾液の働きは実に幅広く、まず酸性になりがちなお口の中を中性に戻すことで、虫歯になりにくい環境をつくってくれますそして、食べ物のでんぷん質を分解したり、咬んでなめらかになった食べ物を飲み込みやすくし、消化・吸収を助けて、胃腸から消化液が分泌されるように促しますまた口やのどの乾燥を防いで、細菌やウイルスの侵入まで防いでくれるのです！唾液そのものにも、私たちの体を感染症から守ってくれる抗菌物質や免疫物質がたくさん含まれています

昔からちょっとした傷などに「ツバをつければ治る」などと言われてきたのはまんざら嘘ではなく、根拠のあることだったんですね～

ただ、現代人の食生活は唾液が分泌されにくくなっているそうです(>_<)現代人は柔らかくて甘いものや、市販の濃い味が大好きですよね。こうしたものを、水やお茶などで流し込むように食事していると、脳が唾液を出す必要が無いと判断して、あまり唾液を分泌しないようにしてしまうんです

それでは唾液のせっかくのパワーが生かされないなんてもったいないですねこれからは、咬みごたえのある食べ物を、よく咬んで食べて、唾液をいっぱい出して、免疫力をアップさせて、病気にならない毎日を過ごしていきましょう（＾◇＾）